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書評 ゼロ 堀江貴文は意外と若い頃はモテていなかった!

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私は冬になって、午後は読書に時間を費やしています。
私は北海道の田舎に住んでいますが、車で1時間ほどのところに巨大な本屋があるのは幸いですね。
今回は堀江貴文さんの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」を最後まで読んだので本の感想や書評を記事にしようと思います。

堀江貴文 ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくの書評


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文

この本は以前にさわりの部分を立ち読みをしてそれっきりでした。
そこで改めて購入して本屋に併設しているカフェで一気に読み終えました。

 

堀江さんの幼少期と学生時代

この本では堀江さんの幼少期から学生時代を経て、起業して刑務所に収監された期間の生い立ちから半生をリアルにしたためているものとなります。
この本では堀江さんの子供時代の祖父母や両親との関係をも綴らてています。
堀江さんの両親というのは「贔屓目に見積もっても普通の人たち」と表現しています。
そのような両親からホリエモンという人間が生まれた理由も当の本人もわからないようです。

 

小学生の堀江少年は百科事典を1ページ目から読みふけっていたと語ります。
この百科事典で情報を網羅的に取り入れていたと語っています。
小学生時代の堀江さんは学校の勉強はダントツでテストも10分くらいで解き終えていたようです。
テストや教科書は簡単すぎて、同級生がわからないと言っている理由がわからないと振り返っています。

 

そして、私立の中高一貫校に通って、東大へ行くわけですが、東大受験でF判定という絶対合格しないラインから見事に東大合格をします。
東大へ行こうとした理由や東大の受験勉強についても本書では詳しく書かれています。

 

堀江さんとパソコンとの出会い

堀江さんのパソコンとの出会いは、中学入学祝いとして買ってもらったMSXのH2を買ってもらったことが始まりです。
このパソコンでゲームを買うお金がなかったので、プログラムに明け暮れたようです。
その後PC-8801FRを親から20万円の借金をして新聞配達で返済するという熱の入れようでした。

 

借金返済のための新聞配達はただただ拷問に近かったと語っています。
新聞配達で得るものは少しのお金で「こんなに苦しい思いで働いてこれしかもらえない」と落胆したほどです。
中学生2年生でCIAスクールのパソコン入れ替えによるシステム移植を請け負って10万円の報酬を得ました。
この時は得意なパソコンを使って能力を生かして報酬を得る喜びを感じたそうです。

 

女にモテなかった頃とヒッチハイク

堀江さんは東大在学中にオン・ザ・エッヂを起業してその後ライブドアを買収して社名変更することになります。
プロ野球の近鉄バッファローズの買収で一躍有名になったわけです。

 

この頃はホリエモンと囃し立てられて「女はお金についてきます」と自らの著書にも明言します。
そんな発言から思ってもみなかったことですが、意外にも堀江さんは10代~20代にかけては全くモテなかったと語っています。
「そんなアホな?」と思いつつも読み進めると納得できました。

 

堀江さんは一人っ子なので女兄弟がいなかったことと中学、高校と男子校だったため、女子との接点が全くなかったからです。
その後東大に入って彼女を作ろうとして声をかけようとすると、全身が固まって声が出せなくなったそうです。
さらに、女子学生から声をかけられても挙動不審になって、足早に立ち去るという有様だったと語っています。
そして、女性と普通に接することができるようになったのも30代半ばになってからと意外な一面を見せています。

 

この堀江さんの上り調子の時に出版された著書での「女はお金についてきます」という発言も、一躍有名になって女の子にチヤホヤされるようになります。
そこで寄ってくる女というのは堀江さん自身のことが好きなのか?それとも堀江さんの持っている金に寄ってくるのか?という不信感からの発言となるわけです。
ただ、多くの人はこの発言によって、「堀江は金の力で人の心を買っている」くらいの曲解している人もいるかもしれません。

 

東大に入ってからは堀江さんは麻雀や競馬に明け暮れることになりますが、大学1年の時に友達から「ヒッチハイクしない?」という誘いに乗って全国を旅するようになります。
この時のヒッチハイクのやり方は高速のSAやPAの従業員の入り口から侵入して、休んでいる人に交渉するという手口を使います。
1台目で乗せてくれることは稀でも30台以内に次のSAやPAまで乗せてくれたと語っています。

 

ヒッチハイクで車に乗せてもらうために交渉するのですが、まず自分が貧乏学生で怪しい者ではないことをアピールします。
そして、切り札として、東大の学生証を見せることで車に乗せてくれる確率が上がったと語っています。
ここで、堀江さんは信用についても学習したと語っています。
この友達に誘われてヒッチハイクをした経験が後々営業で役に立ったと語っています。

 

堀江貴文 ゼロの書評のまとめ

本はその後、起業から逮捕、刑務所収監の話が続きますがここでは割愛します。
後半では堀江さんの仕事に対する考え方を交えての話が多くなってきます。
堀江さんは仕事が大好きで刑務所を出たら一番したいことを仕事と語ったほどです。

 

堀江さんは多くの人は仕事がイヤな理由を「多くのビジネスマンは労働を売っているのではなく、労働に費やしている時間をお金に変えるからだ」と語っています。
自分の時間を差し出すことで給料をもらうから仕事が楽しくない。と語っています。

 

堀江さんについては大好きという人と大嫌いという人が極端に好き嫌いが分かれる人だと思います。
大嫌いと答える人はやはり、ライブドア時代の著書やマスコミ報道の印象操作によって誤解をしている人が多いと思います。
この本は堀江貴文の幼少期からの半生をリアルに綴られているので一読の価値があると思います。


ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文

投稿者プロフィール

コピーライターひろし
コピーライターひろし
私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。

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