つい先日までは甲子園の高校野球や、アジア大会ジャカルタといったスポーツの大会が開催されていますね。
中には日本人の選手を応援するために、テレビに夢中になっている方も多いと思います。
しかし、ビジネスにおいては、テレビでぼんやりとスポーツ観戦している人は成功できません。
その理由について私なりの解釈を記事にしたいと思います。
戦後日本で施行された3S政策でスポーツを奨励された
この世界では年がら年中、あらゆるところでスポーツの大会や試合が開催されています。
プロ野球はシーズン中には毎日のようにテレビ中継されて、高校野球は春と夏に甲子園で開催されます。
2年に一度はオリンピックが開催されていて、本当にスポーツのイベントは多彩です。
あらゆるスポーツがテレビに流れている理由を考えたことがあるでしょうか?
まず第一にスポーツというのはビジネスという点です。
これはプロ野球やJリーグ、Vリーグ、格闘技、プロレス、ボクシングなどのプロスポーツはわかりやすいですね。
スタジアムや会場に観客を集めたり、テレビやオンデマンド配信なんかの放映することでお金が発生します。
プロスポーツの選手というのは、多くのライバルの中で勝ち上がってヒーローと囃し立てられます。
こういった人は人気と多くの報酬を得ることができて、羨望の眼差しを向けられるわけです。
これほどまでに日常にスポーツが入り込んでいるのは、もう一つ目的があります。
第二次世界大戦で日本は戦争に負けて、アメリカを中心とした連合国に無条件降伏します。
連合国は日本が二度と歯向かわないように思想教育をしていきます。
日本の占領政策の基本原則として3R
- Revenge―復讐
- Reform―改組
- Revive―復活
重点的施策としての5D
- Disarmament―武装解除
- Demilitalization―軍国主義排除
- Disindustrialization―工業生産力破壊
- Decentralization―中心勢力解体
- Democratization―民主化
連合国は上記の基本原則によって日本の占領政策を進めてきました。
そして、大衆をコントロールするのに3S政策が施行されます。
3Sというのは以下の頭の3つのSから取られています。
Screen(スクリーン=映画)
Sport(スポーツ=プロスポーツ)
Sex(セックス=性産業)
こうして、大衆を政治から遠ざけることが第二の目的となります。
これはスクリーン、スポーツ、セックスという3Sのエンターテイメントを大衆に与えて、社会不安や政治への関心から目を逸らさせてガス抜きしているわけです。
この政策は効果てきめんで、日本の大衆は巨人大鵬卵焼きという流行語になるほど、大衆のコントロールすることができました。
それでは3S政策がどういうものかを、もうちょっと詳しく解説しますね。
スクリーンによってプロパガンダの浸透
第二次世界大戦後の世界は実質アメリカとソ連が対立します。
この冷戦によって世界は二分されて、ドイツや朝鮮半島が2つに分割されて、ベトナムは共産主義化されました。
アメリカはこの2つの世界の境目が共産化しないように、あらゆる工作をすることとなります。
そのうちの1つは映画の普及となります。
戦後のドイツのベルリンは東ドイツの真っ只中にあった飛び地で、さらにベルリンも東西で二分されていました。
占領当初のベルリンは東西の通行は比較的自由だったので、アメリカは映画を無料で見れる日を作ってドイツ市民にプロパガンダ映画を見せることとなります。
その他に通貨改革などで東ドイツの市民が西ドイツに流出してしまいます。
それに慌てたソ連がベルリンの壁を築いてベルリンを封鎖するに至ります。
特に1980年~1990年代はランボー怒りの脱出や怒りのアフガンなんかは直球で東西冷戦を象徴していますし、ロッキ4、レッドブルといった映画もロシア人が冷徹で人間味がないという強烈なイメージを刷り込んでいますね。
また、スクリーンはスポーツやセックスとセットで使われるのがポイントですね。
こうして、映画やラジオ、テレビというのは時代に合わせて大衆をコントロールしています。
スクリーンは古代ローマ帝国でも、サーカスやコロシアムで剣闘士での決闘を見せて大衆のガス抜きをしています。
セックスや恋愛で大衆の骨抜きをさせる
ここで言うセックスというのは直接的な性行為だけではなく、恋愛も含まれます。
しばしば、スクリーンと組み合わされています。
だいたい、大ヒットする映画というのは必ずと言っていいほど恋愛の要素が入っていますね。
戦前や戦後しばらくは日本では、お見合いや親同士で結婚相手を決めていたのが常識でした。
しかし、3S政策によって親同士が結婚相手を決めたり、お見合いはダサイという風潮となって、恋愛至上主義がはびこることとなります。
もともとがお見合いや親同士が結婚相手を決めていた社会が「では、好きな相手を探して結婚してください」ということになったのは半分好ましくもあり、半分悲劇を生むこととなります。
日本人の半数は恋愛落伍者であり、一度も恋愛で異性と付き合うこともなく一生を終える人もいるのです。
本来ならば、この恋愛落語者が結婚するのをカバーするのに、お見合いや親同士が結婚相手を決めるしきたりがありました。
ところが、このしきたりが廃れてしまい、現在の日本は少子高齢化が加速しているのです。
スポーツの奨励による大衆のコントロール
そして、この記事のテーマにおけるスポーツの奨励となるわけです。
大衆をコントロールするためのスポーツとは主にスポーツをすることよりもスポーツ観戦を指しています。
これは大衆に政治や社会問題に目を向けさせないよう、昼間は仕事に精を出して、夜は主にプロ野球のナイター中継を見せて熱中させていました。
日曜日には決まってプロ野球デーゲームやマラソン、ゴルフがテレビで放送されますしね。
そうして、スポーツをテレビで流して大衆のガス抜きを行っているのです。
私がスポーツ観戦について思った違和感について
よく趣味を聞かれて「スポーツを観戦する」と答えている人がいます。
私はスポーツ観戦をすることについて今でも、ものすごく違和感を感じることがあります。
例えば野球を子供の頃にやってたとか、今でも草野球をしている人がプロ野球や高校野球を観戦するのを楽しみにしているというのはごく自然なことだと思います。
しかし、野球をやらない人が野球観戦するっていうのが、ちょっと意味がわからないですよね。
それは私自身がスポーツは見るより実際やる方が楽しいと思うからです。
自分がそのスポーツをやっていて、プロや上手い人のプレイを見て楽しむのが一番の醍醐味だと思っています。
それと同列でオリンピックやワールドカップなど、普段そのスポーツに関心のない人が、日本の選手が出ているというだけの理由で応援していることにイマイチ理解できないことがあります。
もしくは、高校野球で自分の母校でもなく、知り合いが選手として出ているわけでもないのに、自分の都道府県の高校を応援する行為ですね。
デレビに出る前までは知らなかったくせに、なぜ応援できるかが不思議でたまりません。
スポーツによって洗脳される大衆
スポーツは日常にものすごく入り込んでいますね。
まず、小学校に入ると授業で体育があってスポーツをさせられます。
中学生や高校生になると部活動によって、半数以上の生徒は運動部に所属することとなります。
部活動ではスポーツの競技の他に先輩後輩など上下関係や根性論を叩き込まれます。
こうして、将来会社員になって社畜になるための予行演習をさせられるわけです。
伝統という魔力で先輩が後輩を支配して、上下関係を決定的にするのは、会社に入って上司に楯突かない部下を育成するのに似ています。
この世界の人間はスポーツによって支配者の都合の良い大衆を作り上げているわけです。
スポーツぼんやり見ている人がビジネスで成功できない理由
それを踏まえた上で、スポーツをぼんやり見ている人がビジネスに成功できない理由について触れようと思います。
スポーツというのは前述したとおり、支配者が大衆をコントロールするために用いられたツールです。
つまり、スポーツで飯を食っている人以外でスポーツに関心がある人は、全員支配者の養分というわけです。
高校野球となれば自分とあまりゆかりのない高校を応援してみたり、オリンピックが開催されて2ヶ月前は全く知らなかった選手を応援したりなんかおかしいと思いませんか?
支配者というのはスポーツでヒーローを祭り上げて注目させて、大衆に応援させるよう仕向けてきます。
アジア大会ジャカルタの女子マラソンでは十八銀行の野上恵子選手が銀メダルを取りました。
私は両親がテレビを見ていて朝のワイドショーを見ていたのですが、20代はケガとの戦いや所属チームが廃部になったけど32歳でついに努力が花開いたという美談に仕立てられています。
これを見た大多数は野上選手に感情移入をして感化される人も少なくないでしょう。
努力が実って成果が出たことを注目させることでスポーツを観戦している人にも、努力や根性で物事に取り組みなさいと洗脳されているのです。
こうして、支配者は大衆に対して従業員マインドを強固に植え付けることとなるのです。
また、ある意味スポーツ選手を応援するという行為というのは、自分のパワーを吸い取られているのと同じことだと私は思います。
社会で成功者と言われている人の特徴としては、多くの人に応援されているという特徴があります。
何が言いたいかと言うと
まずは自分で自分を応援しないといけないのに、他人を応援している暇があるのかと問いたいわけです。
もちろん、「私は野球が好きだからプロ野球や高校野球を見る」ということ自体が悪いと言っているわけではありません。
しかし、オリンピックだから、ワールドカップだから、アジア大会だから、というだけの理由でぼんやりスポーツを観戦してスポーツ選手を応援する行為について疑問を持ってみてください。
投稿者プロフィール
- 私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。
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