私は確か4歳くらいの幼少の時に祖母に「ばあちゃんはいつ死ぬの?」と聞いたことがあります。
子供は時に純粋が故に大人がビックリすることを言うことがあります。
このページにたどり着いたあなたは、自分の子供や孫が上記のような発言をしてどうしていいかわからなくなった方もいるでしょう。
私がなぜ祖母に対してこのようなことを聞いてしまったか?
自分の子供や孫がこのような発言をした時に、大人はどのように答えたらいいかを考えたいと思います。
私が「ばあちゃんはいつ死ぬの?」と聞いた真意と大人の対応について
私は4歳の時は幼稚園へ徒歩とスクールバスで通ってたのですが、バス停の道程を兄と私は祖母に付き添われていました。
当時、私はテレビの特撮モノなんかで、ヒーロが怪人をやっつけると死んでしまうシーンを見ることになります。
しばしば兄とヒーローごっこをしてじゃれ合うと、私は「うわぁ、死んだ」と地面に倒れるという遊びをよくしていました。
私はそこらへんから人や動物の生死について興味が出ていました。
そんなこともあって、ある日祖母に「ばあちゃんはいつ死ぬの?」と質問をしてしまいました。
その直後に祖母は顔を鬼のようになって怒り出しました。
私を散々罵倒した挙げ句、両親にもキレ散らかしていました。
「お前たちはどんな教育をしてこうなったんだ!?」みたいなことを言っていたような気がします。
私は両親にたしなめられて祖母に謝りましたが、「何でおれが謝るのだろう?」と思いました。
それ以来、私は祖母の不興を買ってしまいました。
普段の生活ではそうでもなかったですが、物を買い与えるという点ではブッチギリに差をつけられていました。
兄が中学生になったお祝いとして、タミヤのラジコンキットとプロポのセットを買い与えられましたが、私には何もしてくれませんでした。
忘れもしない、タミヤのファイティングバギーです。
これはラジコンカーブームにより、兄が祖母におねだりして首尾よく買い与えてもらいました。
ラジコンキットが3万円ほどで、プロポとバッテリーを込めると5万円くらいになったでしょう。
中学1年生で5万円ほどの物を買い与えられるということは、当時でも相当なことだと思います。
兄のプレゼントを目の当たりにして、当時小6だった私も欲しくなるに決まっています。
両親にラジコンカーをねだってみたのですが、にべもなく断られました。
そこで、自分のお年玉などの銀行預金を下ろして、自分のお金で買うという妥協案を示しましたが、これまた却下されました。
それでも私の中で収まりがつかずに強硬手段に出ます。
親が管理している私の貯金通帳と印鑑を無断で持ち出して銀行に行ってお金を下ろします。
その足で郵便局に行って、現金書留にラジコンの注文表とお金を詰めて、通信販売でラジコンを買うことにしたのです。
これは私が学校に行っている間に宅急便で荷物が届いて、無断でラジコンを買ったことが両親にバレてしまい、こっぴどく叱られるという結果になります。
方やおばあちゃんからラジコンをせしめることのできた兄と、自分のお金でラジコンを買って両親から叱られる私。
この時ほど、人生の不条理を感じさせられたことはありませんでした。
これは私の中の鉄板ネタで両親に恨み節を言うのですが、両親は「そんな昔のこと覚えていない」と、ごまかされてしまいます。
また、兄が大学生になったお祝いとして100万円ほどの中古車を買い与えられましたが、私には何もくれませんでした。
今回の記事では大物の2例を上げましたが、私の知らないところでちょくちょく兄は祖母からお小遣いをもらっていました。
このようなことを多々見受けて、「何でぼくにはくれないの?」とか、「お兄ちゃんばっかりズルくね?」とか言う気にもなりませんでした。
「ばあちゃんはいつ死ぬの?」で祖母が激怒した理由
まずは、簡単に私の家族構成のことを簡単に説明すると、父母と年子の兄、祖母の5人家族です。
祖父は私が生まれる直前に他界していて、どのような人となりかは全く知りません。
両親は農業を営んでおりました。
父母は冬と雨天時以外ほぼ毎日畑仕事をしていて、私と兄は祖母に育てられています。
そのため、両親よりも祖母と過ごす時間が多かったわけですね。
前提条件として、祖母にとって兄は初孫であり、農家の跡取り息子としての期待もあったのでしょう。
それに対して、兄の1年後に生まれた私は、わりとどうでもいい存在だったのでしょう。
生まれながらにして差をつけられて、祖母は私の思ってもにないことを聞かれたことで、動揺したのでしょう。
また、「ばあちゃんはいつ死ぬの?」という質問自体が「ババァは早く死ね!」という風に捉えられたのかもしれません。
このように捉えたとしたならば、祖母が激怒したのは納得です。
今思うと、私がこのような質問をした真意は、
「人の生死に対する疑問として死期がわかるものなのか?」
というところにあります。
生を受けて何もわからない幼児が、経験豊富な老人に人の本質的な質問をしたのですが、祖母には私の質問の真意がわからなかったのでしょうし、ゆがんだ形で受け取ってしまったようです。
また、祖母はたいそう我の強い人間であり、家では一番偉いという振る舞いをしていました。
そのくらい支配欲の強い人でした。
そんなこともあって、母にもキツイ嫁イビリをしていましたし、父に対しても強く出ていました。
家では傲慢に振る舞うことがありましたが、なまじ外面は良かったので、他所様の祖母への評判はなかなか良いものでした。
子供がこのような質問をした時に大人はどう答えるべきか?
子供から「(相手)はいつ死ぬの?」という質問をされた時に、大人はどう答えればいいのでしょうか?
子供から大人になった私がこのような質問をされたら、私はこのように答えるでしょう。
「それはお天道様が決めることなので、まだわからないですね」
その後に「どうしてそういうことを聞こうと思ったの?」
と、優しく問いかけます。
こうすることで、この質問の真意を聞くことができるでしょう。
子供は純真なところがありますが、悪意を持ってこのようなことを聞くことはないでしょう。
もしも悪意を持って聞いてきたとしたら、底意地の悪い両親か親しい大人が吹き込んだに違いありません。
子供がこのような質問をすることは、この世に生を受けた理由とか、死ぬということはどういうことなのか?という疑問が出たからでしょう。
これを機会に人が生まれてきた理由や、生命の尊さなどを子供に説くことが大事なことだと思います。
「ばあちゃんはいつ死ぬの?」のまとめ
時に子供は大人の思わないことを聞いてくることがあります。
私も今思うと突拍子もないことを祖母に聞いてしまいました。
子供は悪意を持ってこのようなことを聞くはずはありません。
人の生死に疑問を持って、その本質を大人に問いかけているだけであります。
子供からこのような質問をされて、怒ったり不機嫌になることはとても大人気のないことであります。
まず、祖母は私の質問には答えてないですし、明らかに私に対して悪意を持って聞かれたと思いこんでいたからです。
まずは子供に聞かれたことの答えを自分なりに考えて答えます。
続いて、どうしてこのようなことを聞こうと思ったかを聞き出していくのが模範解答なのではないでしょうか。
投稿者プロフィール
- 私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。
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