この世界では少数の資本家と、大多数の労働者や自営業者となっています。
実際に資本家はお金持ちであり、労働者はそうではありません。
これは経済学者のトマ・ピケティが膨大なデータを分析して、r(資本収益率)>g(経済成長率)という公式を発表しました。
この数式の意図していることは資本家の投資による収益率と経済成長率による賃金上昇率を比べると、絶対に資本収益率が上回っているということです。
それでは、大多数の労働者がお金持ちになるにはどうすればいいのでしょう?
私達がお金持ちになれない本質と独りネットビジネスのススメ
トマ・ピケティの導き出したr>gについてはこちらの動画がとてもわかりやすく説明されています。
この動画では1,000万円を持った資本家と、何も持たない労働者の対比がなされています。
資本家が1,000万円で会社を作って労働者を使ってビジネスを行った時に、会社の収益と労働者の給料は時間が経つにつれて格差が増していくと説明されています。
会社の社長というのは会社の経費で高級車に乗っていて、役員報酬も労働者の給料よりも高いのが常であります。
これを労働者が
「うちの会社は給料が安い」とか
「あのジジィはロクに仕事もしないで、ふんぞり返っていやがる」
などと悪態をついたところで、どうしようもないのです。
当のジジィも会社をコケさせると露頭に迷うことになるので、必死に労働者の尻を叩いて会社がコケないようにしています。
労働者はクビになったり倒産しても違う会社に転職することが出来ますが、社長が会社を倒産させると債務整理で財産をむしり取られて寒空の下に放り出されるのです。
資本家と労働者の貧富の差の正体
資本家も労働者も基本的には世襲制になっていると思います。
資本家の家に生まれた子供は何不自由なく育てられて、やがて大人になったら資本家になります。
労働者の家に生まれた子供はやっぱり大人になったら労働者になるのです。
かの田中角栄元首相のように農家の生で高等小学校卒ですが、総理大臣に登りつめるというのは非常にレアケースなのです。
まさに鳶が鷹を生むが如しです。
では、なぜ資本家や労働者が世襲制になっているのかを考えていこうと思います。
資本家の子供は生まれた時から必要な物はすぐに買い与えられて、それが当然だと思いながら生きています。
そして、親なり家庭教師なりが勉強を教えつつ、帝王学のようなものを叩き込まれていくのです。
こうして、資本家としての生き方を学んで世に出ていくのです。
それに対して労働者の家では生きていくのに精一杯で、教育にお金をかけられない家もあるでしょう。
また、少し裕福な労働者は「いい大学を出て会社に入りなさい」と、塾通いをさせることが精一杯でしょう。
こうして、労働者の子供は何の疑いもなく学校を出て、就職や家業を継ぐ選択をするのです。
ここから資本家と労働者では根本的に考え方が違っていると言えるでしょう。
資本家は事業で儲かりすぎると法人税で持っていかれるので、節税と称してさらなる投資を行います。
その投資先とは設備投資や研究開発、社員研修、といった次の成長分野に関わるところです。
一方、労働者は給料から所得税、住民税、健康保険料、年金保険料、雇用保険料を天引きされて、残ったお金で生活しなければなりません。
特に日本人は横並びが大好きなので、他人と比較して同じような格好をして、同じような車に乗って、同じようなライフスタイルをしてお金を消費してしまいます。
このように資本家は投資によってさらに収益を上げて、労働者は給料で消費するばっかりなのです。
こうして資本家と労働者の貧富の差は開く一方なのです。
労働者の中の勝ち組になるための道のり
資本家と労働者の間には貧富の差があるのは周知の事実であります
とはいえ、持たざる労働者が資本家を妬んだり悪態をついても仕方がありません。
多くの労働者は労働者としての勝ち組を目指していますが、これは資本家の罠であると言えるでしょう。
労働者としての勝ち組というのは、労働者同士で競い合って勝ち残った末のものにあるものです。
学校ではいかに教師に好かれて内申点を高めるかを重視して、テストでもいい点が取れるように勉強をします。
こうしていい大学を出ていい会社に入るということを目指します。
また芸能人なんかは、何万人の中からオーディションを勝ち抜いた人だけがアイドルになれるのです。
しかし、こういったオーディションは選考前から当選者が決まっていて、注目度を上げるためのヤラセだったりします。
果たして、このような茶番に参加したり一喜一憂しますか?
低リスクな独りネットビジネスのススメ
こうして考えると、労働者の中の勝ち組を狙うよりも、資本家の側に行った方が成功率が高くなると思うのです。
とはいえ、起業して10年のうちに生き残る会社は10%であり、残り90%は倒産もしくは廃業しています。
それほど起業というのは簡単なものではないと言えます。
まず、普通の人が起業をするとしたら、飲食業や小売店が思いつきます。
いずれの商売も初期投資の金額が多額になりますね。
店舗を作って内装を整備して、仕入れや在庫にも多額の投資が必要になります。
現在の不景気な日本で飲食業や小売業が成功するのは至難の業だと思います。
そこで、インターネットを使った独りネットビジネスが低リスクであり、成功率が高いものだと思います。
独りネットビジネスでの初期投資というのは、パソコンやスマホとネット回線くらいです。
あとはやりようによってはほとんど無料か少額の費用負担で収益を上げることも可能です。
理論上は無料で収益を上げられたとしても、普通のビジネスと同様に9割以上の人が脱落する世界であります。
独りネットビジネスは金銭的なリスクは低いですが、成功しつづける人は極わずかなのが現実です。
私は9割以上が脱落する原因を知っています。
独りネットビジネスで脱落する原因は労働者のマインドセットで挑んでいることが大きな原因です。
労働者のマインドセットだと、まずビジネスの本質を知らないまま、「稼ぐ!稼ぐ!」と鼻息を荒くしているのが大多数なのです。
こういった鼻息の荒い人はもれなく脱落するのです。
ビジネスの本質は人の悩みを解決したり、人の欲しい物を適切な価格で取引することなのです。
独りネットビジネスでも、コンテンツを作って多くの人に見られることによって、広告料を得ることができるのです。
ワードプレスの使い方とか、SEOとかも確かに重要ですが、独りネットビジネスのマインドセットを学ぶことが最優先だと思います。
投稿者プロフィール
- 私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。
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コメント
親が土地や不動産を持っているので、何もしなくても毎月100万円の不労所得を得ている市役所の職員がいます。
彼は、暇だからと役所の仕事をしていると言います。
これが今の格差社会の現実なのでしょうね。
私もそんな人たちに負けるものかと、以前に電気機器メーカーの代理店業で起業した経験があります。
起業までは資本家のカバン持ちを5年以上やりました。
起業というと華やかなイメージを持つ人もいますが、ビジネスの現実は騙し合いや駆け引き、そして裏切りの連続でした。
そして、厳しい競争に敗れ3年でうつ病になり廃業です。
復帰に5年かかり、いろんな意味で痛い目をしました。
ビジネスの厳しさを身に染みて教えられましたので、今回の記事の内容も刺さります。
本当にビジネスにはマインドが大切であることを実感します。
石川 勉様
コメントしていただきありがとうございます。
人は生まれた環境に大きく影響されて、無慈悲にも格差がありますね。
とはいえ、この境遇を呪うことなく受け入れることが重要ですね。
石川さんは資本家側になろうとして上手く行かなかったのですね。
起業は労働者と比べるとリスクが段違いだからこそ
成功者は大きな富が得られると思います。
労働者から資本家になるにはマインドチェンジをして
競争のない分野に取り掛かることが重要ですね。