人間誰しも感情を持っています。
その中でも怒りやイライラというのはネガティブとされています。
私自身は今まで正しい怒り方を知らなかったことで人からナメられたり、人間関係を完全に破壊した経験があります。
前回の記事も怒りやイライラについて書いたのですが、怒りという感情は一つの記事で収まることがなかったので、さらに書いていこうと思います。
Contents
怒りの正しい使い方と八つ当たりについて
人間には喜怒哀楽という例えがあるくらい、怒りは大きな感情と言えますね。
本来怒りという感情は敵から何かを奪われるのを守るために出るものでした。
これは威嚇をして外敵を寄せ付けないためということです。
現在の日本では外敵に襲われることはほとんど起こらないので本来なくなってもいいものですが、そういうことにはなっていないですね。
つまり、人類の進化によって怒りの在り方が変わっていると言えるわけです。
怒りで人間関係の破壊を防止するには怒りの使い方と矛先を考える必要があると思いました。
人にナメられないために怒りを使う
人にナメられるというこういは本当に屈辱的であり、ナメられたほうは堪ったものではありません。
人をナメる行為というのは立場が下の者が上の者に接する場合、もしくは同等の立場の者同士で起こることが多いです。
得てして、上の立場の者が大人しかったり優しかったりすると下の者がつけ上がるという図式となります。
私が20歳で中古車ショップに就職した直後の上司が雰囲気が柴田恭兵という感じの人でした。
基本的に優しく仕事を教えてもらっていましたが、ある日に車の洗車をしている時に上司の教えた通りにやらなかったところを見つかって激しく叱られました。
私はこの上司のことをナメてはいませんでしたが、この日以来この上司との接し方を改めるきっかけとなりました。
この上司は普段は優しくしているだけにこのギャップは効果てきめんでした。
やはり、普段は優しい人がたまに怒ると怖いという一面を見せておかないと人間関係がダレてしまいます。
仕事の上下関係はある程度の緊張感がないと規律が保てないという一面があるのです。
怒りを鎮めるのに八つ当たりはしない
怒りの感情が出た時にやりがちなのが八つ当たりがあります。
改めて八つ当たりが何かを確認すると、無関係な人や物に怒りをぶつけるという行為であります。
例えば、家庭でイヤな事があったにもかかわらず、仕事で部下に些細なミスについて説教をしたり、怒鳴ったりする行為でです。
得てして八つ当たりをする対象というのは当人よりも立場が下とか、攻撃しても反撃されない人が対象となります。
私もこの前の記事で係長から多くの仕事を押し付けられて心に余裕がなくなって、露骨にイライラしている態度で仕事をしていたことも八つ当たりと言えるでしょう。
- 小声で悪態をつく
- 舌打ちをする
- 勢いよく引き出しを開けて閉める
- キーボードを乱暴にタッチする
今思うと、本当に拗ねた子供のような行動を30歳を過ぎた男がやっていたわけです。
この露骨なイライラした態度をしていたので、当の係長もどう接していいかわからない状態となったわけです。
本来は仕事を押し付けられた当の係長に仕事が多いことを訴えて、仕事を減らしてもらうことが筋であります。
しかし、当時に私はそれができませんでした。
「こんな事を言ったら上司に逆らうことになるのでは?」
「仕事が多いと言うと怠け者に思われてイヤだな」
当時の私にはこのような葛藤があったわけですが、イライラした態度を上司に示したところで仕事が減ったわけでもなく、さらに係長とはお互いわかりあえない関係になってしまいました。
私は怒りを晴らそうと八つ当たりをしても怒りの感情を鎮めることはできないと思っています。
むしろ、八つ当たりをしたことで怒りの矛先を向けられた者はイヤな思いをしますし、当の本人も自己嫌悪に陥ってしまいます。
逆説的に考えて怒りの感情を持っている時、さらに怒りを呼び寄せる物事が起こるというところでしょうか。
先の家庭でイヤなことがあった時も、怒りをぶつけたいから部下が些細なミスを起こしたということです。
精神的に安定している人は八つ当たりをすることがありません。
やはり、精神が未熟な人ほど八つ当たりをしてしまうと言えますね。
怒りを起こす対象を見ない、近寄らない
怒りを八つ当たりしてくる人は意外にも多いです。
そこで八つ当たりをされる対象というのは本当に不憫でもあります。
「君子危うきに近寄らず」ということわざがあるとおり、できる人物はいい意味で空気が読めるわけです。
ピリピリした空気を察して、さっとその場を逃れるわけです。
これは職場でも八つ当たりされそうになったらトイレや他部署に逃げ込むなどできるでしょう。
また、自分自身が怒りの感情を出さないようにするには、怒りを覚える対象を見ない、近寄らないことが大切です。
例えば、政治家や芸能人の不祥事のニュースなんかで怒りを覚える人が多いでしょう。
もしもあなたが不祥事の当事者だった場合は大いに怒って損害賠償を請求するとか間違いを正していきましょう。
冷静に考えてこうしたニュースを見る人は大多数はわりとどうでもいいことであります。
基本的に自分とは関係のない世界で起こったニュースに腹を立てて怒りの感情を出すのは無駄なのです。
私もこういったニュースに腹を立てる人間ですので、あえてこういうニュースを見ることはありません。
また、日常生活でも怒るほどではないイライラする出来事が起こります。
車に乗れば気遣いのできないドライバーがいるし、電車に乗れば無神経な乗客がいるわけです。
そこで、私が考えた怒らない方法は
自分を含めて周りの人間はアホばかり
って思えばいいのではないかと思いました。
こうしたイライラする出来事というのはマナーやセオリーを無視した行動と言えます。
これらを守っている前提でいるとマナー違反をした者が目についてします。
しかし、世の中には出来て当たり前のことができないアホが一定数いるわけです。
そこで、マナーが守れて当たり前ではないくて、守れないアホも一定数いるよね。
と思えれば怒りの感情が出なくなると思うのです。
怒りの感情の使い方と怒りの矛先を間違えてはいけない
今回は2記事に渡って怒りの感情について考えてみました。
怒りの感情をネガティブと捉えて「怒っちゃ負け」とか「大人の対応を」と言って怒りを封じてしまうのは良くないことだと私は考えます。
そこで私は怒るという感情は人間として当然であると思うのです。
ただし、八つ当たりはダメだ!
怒りというのはこの感情になった当人に対して出すものであると思います。
会社の課長に怒りの感情を持ったら課長にぶつけるのが筋であります。
課長に怒りを覚えて部下に当たり散らすのはやっちゃいけないのです。
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私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。
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