日本は副業を推奨する政策をとっていて、今後はフリーランスになる人が増えることが予想されます。
これはアメリカでもすでに始まっていることで、アメリカの後追いをする日本でも同じような傾向になるでしょう。
そこで、個人がビジネスで成功する上で必要な心が構えとして自分を安売りすることは厳禁だということを記事にしたいと思います。
個人ビジネスで陥ってしまいがちになる自分の安売りについて
日本は長らくデフレが続いていますね。
スーパーなんかでは安売り合戦で競争していて、少しでも売上を増やそうと鎬を削っています。
また、ネット通販でも最安値というキーワードで攻めて安さをウリにしているショップが多いです。
まあ、スーパーやネットショップというのは会社でやっていて、その会社の営業方針なので問題はありません。
その一方で安いものを求めた末路として自分を安売りしてしまう人が出てくるのが世の常であります。
かくいう私もかつては必要以上に自分を安売りしていた時期がありましたが、安売りしていたということは自分が得られる利益を放棄したという結果をもたらしました。
まずは自分を安売りしていた経験談を語っていこうと思います。
転職において待遇の交渉をしていなかった
私はかつて3回転職をした経験があります。
田舎ゆえにハローワークの求人を見て良さそうな会社に応募していました。
書類選考を経て入社試験や面接を経たわけですが、この面接においては待遇についての交渉をしたことがありませんでした。
当時は自分の給料や待遇についてのことを聞くことはタブーみたいな感覚を持っていたのです。
これは大手の工場の場合は給料も休日もまずまずだったですが、中小企業の場合は完全に足元を見られたと言わざるを得ないです。
私の前職では食品会社のネットショップ部門で働いていたわけですが、とてつもなく低い給料と少ない休み、サービス残業とロクな目にあわなかったわけです。
これは自分の待遇を主張すると入社選考で落とされるんじゃないかという恐怖心があったことは間違いありません。
そこで、給料や待遇を完全に会社におまかせした結果、会社にとって都合のいい人材となったわけです。
この会社では主に楽天市場やヤフーショッピングで冷凍カニ製品の通信販売をしていました。
やはりというか、こういった通販モールというのは安売り競争に晒されているわけです。
ライバルショップの同じような商品では価格をチェックをして原価割れをしない程度に価格競争に明け暮れていました。
やはり、こういった通販モールでは価格を重視するお客さんを相手にすることで仕方のないところがあるわけです。
こうして価格競争を経て、年末の繁忙期で死にそうになって仕事をしてそれなりに利益を上げるわけですが、利益を出しても寸志程度の本当に雀の涙のボーナスしか支給されませんでした。
こうして考えると入社面接の時にしっかりと自分の給料を交渉をするべきだったと反省をするまでです。
ネットビジネスで安売りをしている人々
話をネットビジネスに移しますが、ネット上でも安売りを信条とする人が割合多いという話をします。
先に挙げたネットショップもさることながら、ネット上では現実世界よりもデフレ化が進んでいます。
かつてはせどりやヤフオクなどの転売はネットビジネスにおいて主流の方法でした。
量販店やネットショップなどで仕入れた商品をヤフオクやアマゾンなど転売するという方法となります。
当面は十分に利益を得られた方法なのですが、次第に抜け駆けで安売りをしだす輩が出てきます。
本来ならば商品は高く売りたいのにこうした輩が相場を破壊して、やがてその市場は死に絶えてしまいます。
そして、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングでも同様な状態となっています。
クラウドソーシングとは、ネット上でライティングや画像作成、プログラミングといった仕事の仲介をするものであります。
この市場では仕事を発注する方に有利な超買い手市場となっています。
私も2011年に一度だけこのサービスで雇われライターをしたことがあります。
1記事1,500文字10記事、単価が300円でした。
1記事作成するのに2時間はかかったと記憶しています。
時給に直すとたったの150円でとんでもなく割りに合わない仕事でありました。
報酬以上の仕事をしないという掟を守ること
私は日本がデフレに苦しんでいる理由の一つとして、多くの人が安売りしていると思います。
会社員にすると給料以上の仕事をしている、もしくは給料に見合わない仕事を強いられているということです。
それはサービス残業などで不当に会社に搾取されている状態なのです。
こうして経営者や上司などから自己意識を著しく下げられていることで、自分を安売りするようになると思うのです。
自分を安売りするということは、自分が受け取るべき報酬をもらうことを放棄している状態です。
「ボッタクリと思われたらイヤだな」
「自分はこんなにもらってはいけない」
という考え方を捨てて、自分は正当な報酬を得られて当然だと思うようにしなければいけないのです。
投稿者プロフィール
- 私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。
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