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2025年以降は貧困に喘ぐ下流老人が激増する未来を考える

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最近私は仕事時間を大幅に削減して、読書に勤しんでいます。
読む本はビジネスでの成功者の習慣や潜在意識を成功へ書き換える方法といった、精神の進化をして豊かな人生を送る方法が多いです。

その一方でこの世界の現実を直視するものも読んでいます。
先日、下流老人という本を読んで、将来の日本が貧困に喘ぐ高齢者が大幅に増えることを知りました。
この世界で下流老人にならないように対策する必要が出てきたのです。

日本で下流老人が激増する要因と背景

私は午前中に仕事を終えて、午後は自由時間としています。
自由時間は主に読書に励んていますが、書店で本を買ってカフェで読書したり、図書館の蔵書を読んだりしています。
下流老人は図書館で見かけて読んでみました。

 

この本の著者は埼玉県でNPO法人を運営していて、生活に困窮している人の支援をしています。
実際に貧困に喘いでいる高齢者を目の当たりにして、下流老人の本を出しているのですね。

 

下流老人に陥るのは自己責任なのか?

この本の冒頭では下流老人に陥る要素に触れられていています。
収入が少ない、貯蓄が少ない、頼れる人間がいない
という、3つのないという要素となります。

 

現在70歳になる人はいわゆる団塊の世代であります。
大多数の人はこの経済成長期の恩恵によって豊かな老後を送っている人がいる一方で、貧困状態の老人も存在します。

 

特に自営業をやっている国民年金受給者は支払われる年金が少ないため、貯金を取り崩して最終的に貯金を使い果たしてしまうのです。
また、年金だけでは生活できずにアルバイトなどをして、ようやくギリギリの生活をしている例も書かれています。

 

この本の著者はNPOでの活動でこのような老人に対して生活保護を提案しますが、多くの人は生活保護を受けることを拒否するのでにっちもさっちもいかない状態に陥ってしまうのです。
これは下流老人の3ないのうちの頼れる人間がいないことが大きく密接していて、何としてでも自分の力でどうにかしようとして蟻地獄のように転落してしまうのです。

 

政府や地方自治体ではあらゆるセーフティネットが用意されていますが、残念ながら大々的に告知はされていません。
これはセーフティネットを利用されるということは財政を圧迫することであり、困窮している人が言わなければ助けないというスタンスを決め込んでいます。
下流老人に陥る人というのは情報弱者でもあり、こうしたセーフティネットが存在することすらわからないのです。

 

世代間格差に恨みを持つもの

「高度成長期のボーナスステージを生きていながら老後の貧困や甘え」
という意見があります。
おそらく、こういった意見を持っているのは20代~40代の方だと思います。
若者の貧困がクローズアップされていますが、生まれた時から便利なモノに囲まれていて、若くしてインターネットの恩恵を受けて経済的にのし上がることも可能であります。

 

団塊の世代は確かに日本の成長と共に生きた世代ですが、第二次世界大戦が終わった直後に生まれた世代であり、子供時代は食糧難やモノがない時代を生きていたわけです。
現在50代のいわゆるバブル世代は若い時にバブルの恩恵を受けましたが、後にリストラの憂き目に遭った人も少なくないでしょう。
なまじ若い頃にいい思いをしただけに、現在苦しんでいる方もいるでしょう。

 

私は現在は40代半ばの団塊ジュニア世代ですが、無駄に同世代が多いので受験戦争や社会に出た途端にバブル崩壊、私が老人になるとお荷物になることが確定している世代であります。
このように世代間格差みたいなものは幻想であり、世代によって損得があるのは一概に言えないのです。

 

時代によって社会情勢や経済状態、テクノロジーによって時代の恩恵を受けられる人と割を食う人が一定数出ることは当たり前のことなのです。
こうして世代間格差を声高に煽る者というのは、世代間分断する工作員とも言えます。

 

2025年以降は下流老人が激増が決定か?

2025年というのは団塊の世代が75歳以上になって、5人に1人が75歳以上で3人に1人が65歳以上になる超高齢化社会になります。
老人の割合が増えるということは、医療と介護にも大きな影響が出ると言われています。
また、年金についても支給する年齢を引き上げるとか、支給額を減らすとか楽観的にはなれないでしょう。

 

もはや、昭和時代の年功序列や終身雇用制の会社員を経て多くの退職金をもらって、十分な年金をもらえるというのは幻想になりました。
企業では実力主義というハードモードに難易度を変更しましたが、今後は働き方改革という新しい働き方で生きないといけません。
今後はまごまごしていると簡単に貧困のゾーンに転落して、這い上がることは難しいでしょう。
そして、現役を引退して下流老人に陥る人が激増するでしょう。
元号が令和になって時代が変わったことが確実となったことで、時代にあった生き方を模索する必要が出てきたのです。

投稿者プロフィール

コピーライターひろし
コピーライターひろし
私は独りネットビジネスで自活する40代の男です。
当初は努力や根性でたくさんのサイトや記事を書けば成功すると信じていました。
ただ、この考え方を改めて、マインドセットを独りネットビジネスに書き換えを実施中です。

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